研究とプロジェクト

東日本大震災アーカイブ


「東日本大震災アーカイブ」の画面より。Mashup Awards 7 優秀賞および協力企業賞を受賞
「東日本大震災アーカイブ」は、震災の被害状況を可視化し,災害の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。100枚以上の被災地写真、20名以上の被災者証言を、デジタル地球儀の三次元地形に重ねて閲覧することができます。他スタジオ、他学域の学生のほか、宮城大学中田千彦研究室や東京大学空間情報科学研究センターの研究者、関西在住のパノラマ撮影家など、多数のメンバーがインターネット経由で連携し、制作に参加しています。2012年3月より朝日新聞社が収集した証言データの掲載も開始しました。URL:http://nagasaki.mapping.jp/p/japan-earthquake.html

障がいのある方も楽しいアクセシブル・インタフェースの開発と電子工作ワークショップ


IDEEA Lab.と国立特別支援教育総合研究所による共同研究「首都大学東京サイエンスキッズワークショップ2010」は、障がいのある児童も健常者も共に楽しく科学に親しんでもらうためのワークショップです。自分の身体を使っての科学体験と音や触覚で遊ぶ電子工作を通して、科学技術の知識や不思議さを体験します。JST採択プロジェクト。2011年からは、三菱財団の協力を得て、障がいのある児童も楽しめる科学遊びインタフェースを開発しています。また、「東京理系女子探検隊プロジェクト」では、全体の企画と電子工作ワークショップを担当し、女子の理系進学 を応援しています。

照明・反射による見栄えを包括的に考慮した曲面形状理論の創生


東京農工大学・日本大学・和歌山大学・首都大学東京共同研究
コンピュータグラフィックス(CG)や意匠デザインにおいて曲面形状を作成する際、作成した曲面の「2次元的見栄え」、すなわち種々の光環境下で各視点からどう見えるかが、極めて重要な要因となります。本研究では、曲面形状特徴と、鏡面・拡散反射による見栄えとの間の関係を、理論的に解析・類型化し、見栄えを包括的に考慮した曲面形状生成・制御の方法論を構築します。従来手法での、まず3次元形状を作成し、視点・照明・反射属性を変化させながら2次元的見栄えを確認するという常識を覆し、2次元的見栄えの包括的な制約に基づいて3次元形状を作成するという新しいパラダイムを構築します。

鉄道利用者の事故防止のためのサイン・標識に関する研究


鉄道利用者の人身障害事故の要因として重要視すべき、ホーム での接触転落事故・踏切立ち入り事故に着目し、これらの防止を呼び掛ける・注意を促すサインを考案しています。人間の知覚特性である錯視を応用したサインやピクトグラムなどの標 識型のサインを提案し、評価実験を行い、その有用性を検証しました。これによって、比較的予算を割き難いと予測される第4種踏切の事故防止、諸々の理由によりホームドア設置等の事故 防止対策が困難である駅におけるホーム事故防止対策の向上が期待されます。

(社)東京電業協会のV(I ビジュアルアイデンティティ)計画作成の共同受託研究


(社)東京電業協会のVI(ビジュアルアイデンティティ) 計画 より、制作したシンボル・ロゴマーク
首都大学東京産学公連携センターおよび経営企画室、都市科学連携機構の依頼により、(社)東京電業協会のVI(ビジュアルアイデンティティ)計画作成を共同受託研究。2009年9月~2010年5月まで、8ヵ月 かけてプレゼンテーションし、制作しました。2010年5月に都心のホテルで副知事が同席して制作発表。「シンボル・ロゴマーク」は産学公連携センターに発明届(著作物)として申請し、認定されました。

魅力に関わる感性メカニズム・評価手法に関する研究


ユーザの製品に対する感性のメカニズムやその評価手法に関して、仮説の構築、実験による検証を行い、感性メカニズム、及び感性評価手法を確立することを目指しています。本研究では、初期使用時の魅力を評価するため の基礎的データを得ることができました。魅力を感じている状態としては、ワクワク感、触りたい、満足感に関連する項目が挙げられたことより、“欲求や興味から誘発される気持ち”と“満足していることから誘発される安心感やリラックスしている”状態であることが示唆されました。

女性研究者のワークライフバランスを支援するための ライフログを使用した生活情報支援サービス開発プロジェクト


ウエストジュエリーになるライフログ計測器
本研究は、異分野の女性研究者がコラボレーションし、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を持ちながら、女性ならではの生活に根ざした視線で女性研究者のワークライフバランスを支援する、I T技術を 使用した生活情報支援サービス開 発プロジェクトです。情報通信システム、経営システムデザイン、イン ダストリアルアートコースに所属する女性研究者の共同研究です。

共同研究プログラム「プロパガンダと芸術」「社会システム〈芸術〉とその変容」


芸術学スタジオでは文科省の科学研究補助費に基づき、芸術と社会システムに関するテーマを掲げ、さまざまな分野・領域の研究者に呼びかけ共同研究を率先して行っています。平成20-22年度「プロパガンダと芸術──〈冷戦期/冷戦後〉の『芸術』の変容」では20世紀後半以降の文化・芸術そのものがプロパガンダ的役割を帯び、さらに近年グローバルな社会全体がその傾向を強めていることに着目することで現代の芸術文化を捉え直すものでした。平成23-25年度は「社会システム〈芸術〉とその変容」をテーマとした共同研究活動が進められています。

TOKYO DESIGN SEMINAR 2011-2012 Dream Mobility Studio


次世代のデザイナーである学生にカーデザインのプロセスを体験させるワークショップ。アナログからデジタル、スケッチから立体、そしてデジタルによるモデリング、ビジュアライゼーションまで、プロが使用するプロセスとアプリケーションを使用し、約1週間でデザイン提案を行いました。多くの企業やプロのデザイナー、モデラーなどの協力により、カーデザインの最大の展示会のひとつである東京モーターショーでの開催となりました。テーマは、「柏の葉キャンパスシティーを走るスマートモビリティー」として、各学生から提案されました。

KADEN project


「デジタルコンテンツEXPO」出展作品例
新しい家電製品の企画設計というテーマ でインダストリアルアートとヒューマンメカトロニクスシステムの学生がそれぞれの得意分野を活かしてグループワークを行ったプロジェクト。デザインの提案 だけでなく実際に機構が動く実働モデルの制作も行いました。分野を超えた作品 制作は、双方の学生が改めて自分の専門 性や相手の専門性を意識する機会となりました。2011年10月には「デジタルコンテンツEXPO」に出展。ここでは多くのメディア取材を受け、企業へのアピールを行いました。

江戸伝統工芸リ・デザインプロジェクト


「感性を刺激する手すり」はギフトショー(東京ビッグサイト 平成24年2月8日~10日)にも出展された
江東区にある産学公連携センターの紹介 による、江戸伝統工芸リ・デザインプロジェクトに参加。平成23年度は、江東区の木彫刻と鼈甲の職人さんとのコラボレーションを実施しました。「感性を刺激する 手すり」では、今後高齢化していく団塊世代の方に向けた、美しく魅力的で有用な木彫刻の手すりを提案。「ブ・ラッキー鼈甲」では、鼈甲をモダンな感覚で使用することのできるアイテムのシリーズとして、カップホルダーやペンホルダー、ブックマーカー、マウスなどを提案。高齢化や好みの多様化に対応し伝統工芸に新た な価値観を見出しました。

首都大学東京 × サムスン電子共同研究「次世代スマートフォン開発」


家電のグローバル・ブランドとして知られるサムスンの スマートフォンGalaxyの高いブランド認知度にふさわし い、差別化された次世代スマートフォンの原形デザインについて、インタラクティブ・デザインとユーザ・エクスペリエンスの統合された提案を通じて商品化に結びつけることまでを想定した現実性の高い産学共同研究として取り組みました。今後の市場と使用方法の両方で持続的 アイデンティティの拡張と進化を実現するスマート・ディバイスの新カテゴリーの研究と提案、スマートフォンの未来使用環境における周辺機器や新しい充電方法などの研究と提案を行いました。

大学院授業・IAプロジェクト演習 PERSPECTIVES「視線誘導・3つの実験」


ディスプレイデザイン賞 H類(企画研究特別賞部門)入選 協力:デフ 写真撮影:大東正巳
スペースデザイン、人間工学、リビングデザインスタジオの学生による2010年度合同授業「IAプロジェクト」の研究成果。各スタジオのそれぞれの観点を持ち寄り、「規則性の中に生じる違和感からの視線誘導」「空間における方向認識」「カラーとモノクロの違いが視線に影響を与えるか」という3つのテーマで、視線誘導について研究・実験を行い、実空間への応用を意識したアプ ローチを試みました。PERSPECTIVESという言葉にはさまざまな視点・視野から空間を見るという意思を込めており、その成果を反映した空間構成を伴った展覧会空間として実現しました。

NTT データエンジニアリングシステムズとの 協同プロジェクト「3Dプリンターでつくる日常品」


デザイン:鈴木宏明
近未来を想定したライフスタイルのデザイン研究プロジェクト。住空間に3Dプリンターがあることを仮説とし、それによるライフスタイルの変化を研究しました。必要となるモノを、必要なときに、必要な分だけ得る手法のひとつとして3Dプリンターの活用を考案。これはユーザビリティだけを考慮したものではなく、製造方法や流通のあり方などにソリューションを生み、地球規 模でモノの存在意義を考えるきっかけになります。コンセプトメイキングから、かたちのデザイン、CADデータをつくるまで行い、2011年の東京デザイナーズウィークで発表しました。

産学連携デザイン開発プロジェクト


公益財団法人東京都中小企業振興公社、東京都産業労働局
新たな自社商品を開発したい中小企業と、デザイン系大学の学生を結 びつけ、共同での商品アイデアの創造を促進する東京都主催のプロ ジェクト。ノベルティーなどを生産販売している、株式会社大王製作所 との産学連携を行いました。ブランド開発からプロダクト開発、ネット ワークを活用した新しいソリューション開発まで、企業価値を最大限 に活用できるデザインを提案。さまざまな専門領域のコラボレーションを行い、グラフィックデザインからプロダクトデザイン、ソーシャル ネットワークビジネスまで、広い分野を網羅した提案をしました。

移動型スタジオ Modio[モーディオ]プロジェクト


スタジオの枠を越えてさまざまな場面で活用できる多目的実験装置として、米国製のトレーラーハウス「エアストリーム」を改装して“動く研究室”を制作しました。展示・上映・音 響・キッチンなどの設備とバルーン式の天蓋を搭載し、屋外で人びとの集うコミュニケーション空間を創出します。東京 デザイナーズウィークの野外展示会場で注目を集めたほか、キャンパス内でも学生の企画イベントで活躍しました。

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Research and Projects

The Great East Japan Earthquake Archive


“The Great East Japan Earthquake Archive” is a multi-faceted digital archive which collates a variety of data about the scope of the disaster, for a more comprehensive perspective. Viewers can observe over 100 photographs of devastated areas; comments by over 20 victims; or overlay them in 3D geographic data on a digital representation of the Earth. Some of the many collaborators who contributed to producing this archive include students from other studios in Tokyo Metropolitan University, but also researchers at Nakata Senhiko Lab at the Graduate School of Miyagi University, the Center for Spatial Information Science at the University of Tokyo, as well as a photographer of panoramic photos living in the Kansai area.

A workshop to make electronic craft more familiar


The Tokyo Metropolitan University Science Kids Workshop 2010, a collaboration between IDEEA Lab and the National Institute of Special Needs Education, was a workshop for children, both with special needs and without, to familiarize them with, and enjoy science together. Using their own bodies, as well as electronic crafts, the children played with sound and touch, experiencing the latest scientific technology, learning knowledge and the mysteries of scientific technology.
Supported by the Mitsubishi Foundation since autumn 2011, we have developed a set of science play interfaces for children of all capabilities. We also run an electronic carpentry workshop for the Tokyo Science and Engineering Major Girls’ Exploratory Project, part of the Japan Science and Technology Agency (JST)’s support project for junior high and high school girls to encourage them to major in science and engineering in university.

The creation of curved surface theory with a comprehensive view of lighting and reflection


When creating curved surfaces in computer graphics (CG) and design, the 2D look of curved surfaces, which is to say how they appear from a variety of perspectives and different lighting environments, is extremely important. This research towards building a comprehensive methodology to generate and control curved surfaces analyses and categorizes the relations between curved surfaces’ characteristics and their appearance by opacity. By going against the dominant method—starting with the 3D form, then confirming the 2D aspect while changing angle, lighting, and reflective attributes—this research seeks out a new paradigm for creating 3D forms based on a more comprehensive analysis of 2D constraints. This project is a collaboration with the Tokyo University of Agriculture and Technology, Nihon University, Wakayama University, and the Tokyo Metropolitan University.

Research on signage, particularly directional arrows, to prevent accidents among train users


This project is a collaborative project by female researchers from different fields to support work and life balance of female researchers using IT technology. Collaborators include the Division of Information and Communications Systems, Management System Design, and Industrial Art.

A collaborative Visual Identity (VI) research project for the Tokyo Electrical Construction Association


Offered by the Industry-Academic-Public Cooperation Center of Tokyo Metropolitan University, Corporate Planning Department, and Urban Science Collaboration Institution, this project was developed over a period of 8 months, from September 2009 to May 2010. The press conference announcing it’s completion was attended by the deputy governor of Tokyo, and the resulting symbol and logo mark was copyrighted and accepted in the Center of Industry-University Collaboration.

Research into aesthetic mechanisms and evaluation systems of attractiveness


The research project is about the mechanisms and validation systems we use in gauging the attractiveness of a product, and the means we use to evaluate them. In this research we begin with basic criteria of attraction in the early stages of product usage. In a more matured, attracted state, several points were identified as related to excitement, such as wanting to touch a product, feelings of satisfaction, which together suggest a state of “desire and interest” and “a sense of security and relaxation, triggered by this feeling of satisfaction”.

A project developing an information service, using lifelogs, to support work and life balance of female researchers


This project is a collaborative project by female researchers from different fields to support work and life balance of female researchers using IT technology. Collaborators include the Division of Information and Communications Systems, Management System Design, and Industrial Art.

A collaborative research program on “Propaganda and Art: Cold-war period / Post-cold-war period”


Propaganda tends to be though of as overt political communications issued by the State, but especially since the latter half of the 20th century, culture and art themselves can be seen to have taken on propaganda-like roles.
Since the last century, global society itself has become increasingly “on-message,”and propaganda has become a core issue of contemporary art and culture.

TOKYO DESIGN SEMINAR 2011-2012 Dream Mobility Studio


This workshop, which we planned, produced, and also served as lecturer, was for 12 students from universities and technical schools around Tokyo to experience the process of car design. The theme was smart mobility in the campus city of Kashiwa-no-ha and we used the same process and application tools–from sketch to 3D, digital modeling, and visualization–used by professionals. Supported by many companies, professional designers, and modelers, it was held at the Tokyo Motor Show, one of Japan’s biggest events for car design.

KADEN project


This project was a collaboration between students from Industrial Art and Human Mechatronics with the theme of planning and designing new home electronics. It focused not only on design proposals but participants actually produced working models. This sort of cross-disciplinary work is one of the University’s strengths. For students from both sections it was great opportunity to confirm skills, and understand the others’. The results were exhibited in the Digital Contents EXPO, held October, 2011, and received much attention from the press and private sector.

Edo-Tokyo: [re]designing traditional crafts for modern uses


Our participation in ”Edo-Tokyo: [re]designing traditional crafts for modern uses”, was as a collaboration with wood-carvers and tortoise shell craftsmen in the Koto Ward of Tokyo. Our proposals were to add value to traditional crafts by serving Japan’s aging society and modern diversification of taste, including an attractive and useful woodsculpture handrail “which stimulates sensibility” for aging baby boomers, and contemporary and useful cup and pen holders, book markers, computer mice, etc. out of tortoise-shell materials, which tend to be thought of as extraordinary and traditional.

Collaborative research between Tokyo Metropolitan University x Samsung Electronics (To develop a next generation smart phone)


This project, to create prototype design proposals for next generation smart phones, each differentiated to match the high level recognition of global brand Samsung’s smart phone Galaxy, which unites interactive design (ID) + user experience (UX), was to practice highly practical industry-university research, which at the same time could become commercially realized. We researched and proposed new categories for Samsung’s smart devices, as they can accept continuous market and usage expansion and evolution, and future usage environments for smart phones, including peripheral equipment by environment, and new charging methods.

Graduate college course: Perspectives “Visual guidance – 3 experiments” shared by Human Engineering and Space Design Studios


This is the research result of the IA Project, a shared course in 2010, consisting of participants from the Space Design Studio, the Human Engineering Studio, and the Living Design Studio.
A collaborative research project about visual guidance and space design, each studio had their own perspective. In the secondary phase, participants divided into three groups: “Visual guidance informed by discomfort with over-consistency”, “orientation recognition in space”, and “does the difference between color and monochrome influence vision.” All research and experimentation was rooted in applications in actual spaces, and presented the results in an exhibition under the theme “Perspectives.”

Daily utensils made with a 3D printer;
a collaborative project with NTT Data Engineering Systems


This design research project was an inquiry into what kind of lifestyle changes would be brought about if 3D printers were to become more common in day-to-day life. The first result would be customization, and having what you want, when you want it, in the amount that you want. It provided an opportunity to reconsider the significance of manufacturing and distribution, from a global scale. We began with concept development, then designing forms, and creating CAD data using 3D scanners and 3D software. The students performed every step, and presented the results at the 2011 Tokyo Designers Week exhibition.

Industry-university cooperation design development project


Hosted by the Tokyo Metropolitan Government, this “industry-university cooperation design development project” collaboraation seeks to connect small businesses who want to develop new products with student designers in design universities. For this collaboration our partner was Daio Manufacturing, who produces and sells novelties. We proposed designs utilizing the company’s maximum values, from brand development, product development, to new solution developments using networks. Under-graduate seniors through post-graduate students participated from various fields of specialization.

Modio the Mobile Studio Project


This project was to refurbish an “Air Stream” trailer house, iconically American, to produce a multi-purpose movable laboratory which we can utilize in a border-less fashion. We equipped it for exhibitions, with technologies for video screenings, audio, and with a kitchen inside, as well as utilizing a balloon-type canopy to create a fun communica- tion space for gathering outside. It was a popular draw at the Tokyo Designers Week exhibition space. It is also lovingly used in special events planned by students on campus.