本研究科では、首都大学東京の理念の一つである「ダイナミックな産業構造を持つ高度な知的社会の構築」を目指して、その基盤を支える高度技術者・研究者を育成します。

研究科組織は1つのシステムデザイン専攻に大括りし、分野横断的な研究教育活動および柔軟な組織運営を行ないます。また、システムデザイン学部の教育とのつながりから、専攻には「ヒューマンメカトロニクスシステム学域」、「情報通信システム学域」、「航空宇宙システム工学域」、「経営システムデザイン学域」の4つの研究教育分野を設け、それぞれの個性ある研究教育を推進します。

博士前期課程のカリキュラムには横断的な研究プロジェクト演習を用意し、異なる専門分野間のコミュニケーション力や実践的な問題解決能力を涵養します。博士後期課程では、研究者の養成に力点を置きますが、できるだけ社会との接点を有する情報発信型の研究教育を行ないます。従来の工学分野にとらわれず、数理的・論理的手法から人間的要素をも視野に入れたシステムデザイン学を追及します。