修士
坂道の文化的コンテクストを活かした地域愛着形成のためのスローモビリティ提案
トランスポーテーションデザインスタジオ
#モビリティデザイン#プロダクトデザイン
本研究は、坂道という都市構造に着目し、そこに文化的価値を見出すことで、新たな交通機関のあり方を提案することを目的とする。坂道は、単なる傾斜地や移動経路ではなく、人々の営みを通じて豊かな文化的コンテクストを内包するに至った。例えば、東京都区部には「江戸見坂」や「暗闇坂」といった個性的な名称を持つ坂道が数多く存在し、その一部は今日まで継承されている。その由来は、江戸時代における住所の代用や、眺望・伝承に基づく愛称など多岐に渡る。これらの名称は歴史や物語性に対する人々の想像を掻き立て、過去から現代に至る文化の中に深く息づいている。さらに本研究では、浮世絵、音楽、文学などの多様な表象から、坂道とその周辺に生きる人々が抱いていた情感や身体感覚を抽出した。こうして整理した「坂道の体験価値」を再解釈し、現代都市のファースト・ラストワンマイルにおける新たな移動体験を提案する。
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この作品は Gallery A : A10にてご覧いただけます。
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