学士
パンデミックに向き合う空間と造形の考案
インテリアデザインスタジオ
#空間デザイン#コンセプチュアルデザイン
パンデミックは特定の時代や地域に限らず発生し、その影響は感染症という医学的側面に留まらず、社会、人々の生活、人間関係にまで及んできた。しかし、それは時間の経過とともに忘れ去られやすい。
本研究は、このようなパンデミックという人々が繰り返し経験してきた出来事に向き合うための「空間」と「造形」のあり方を探るものである。祈りや記憶の共有といった行為に着目し、パンデミックによって生じた社会や人間関係の変化を、体験として捉え直すことを目的とした。
日本には、あらゆる場所に神が宿るという精神性があり、祈りは特定の建物に限定されず、日常の中で成立してきた文化がある。この考え方を、特定の場所を持たず、学校や街中、家庭など、どこでも経験されたパンデミックの特性と重ね合わせ、場所を限定しない空間表現として展開した。
制作においては、実体のないパンデミックを三角・四角・円といった基本的な図形を用い、“Reflect”、“Trace”、“Isolate”という3つの観点から表現を整理し、建築、家具、製品の異なるスケールで9つの空間・造形を展開した。これにより、個人の内省から他者と共有される体験まで、多様な関わり方としての祈りを提示した。
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この作品は Gallery A : A24にてご覧いただけます。
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