学士
波型組み構造によるスツールの制作
インテリアデザインスタジオ
#プロダクトデザイン#ファーニチャーデザイン#デザインプロトタイピング
本作品は、相欠きを施した波型の同一形状パーツのみで構成されたスツールである。座面と脚を一体化し、切り出したパーツそのものを組み合わせることで構造が成立する点が特徴である。
制作の背景には、木組みへの関心がある。木組みは釘や接着剤を使わずとも、構造的な強度を保つことのできる優れた接合技術である。一方で現代では、職人の減少や工期・コストの増加、技術の熟練度合いへの依存といった課題を抱えており、木組みの現代的な活用は、「手作業だけで全てを行うこと」へのハードルが高い状況にある。そこで、CNC 加工による形状の再現性と、特定の技能に依存しない制作方法の可能性に着目した。曲線加工を得意とする CNC 加工の特性を活かし、座面に波型構造を取り入れ、着座時に人が触れる「波の山の部分」がパーツ同士の重なり部分となることで、強度の確保を狙った。構造を複雑に設計するのではなく、構造の簡略化を目的とし、座るための強度を保ちつつも、制作工程の簡略化、スツールの軽量化、使用材料の削減を図った。
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この作品は Gallery A : A29にてご覧いただけます。
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