修士
行為を通して思考するインタラクティブブック「しくみ絵本」の開発研究──物理的感覚を重視した子ども向け絵本の提案
エディティングスタジオ
#エディトリアルデザイン#ブックデザイン#ブックアート
本研究は、デジタルデバイスの普及が進む中で、あえて物理的な「手触り」と「操作」を主眼に置いた『しくみ絵本』三部作の制作と、その検証である。
制作した三つの作品は、それぞれ「紐」「棒」「鏡とフィルム」といった異なる物理素材をギミックとして用いている。これらは単なる動作の再現にとどまらず、読者が自らの手でしかけを動かし、その連動や変化の「プロセス」を観察することで、空間的な構造を理解させるよう設計されている。 特に完結編となる『みんなのようじ』では、複数の操作を要する高度な課題を設定し、物語性を補助線として自発的な法則発見を促した。
児童および高齢者を対象としたユーザテストの結果、異素材による触覚刺激と操作の因果関係が、深い没入と試行錯誤を誘発することが確認された。本研究は、情報を平面的に受容するのではなく、身体的な介入を通じて情報の構造そのものを解き明かす、能動的なメディア体験の提案である。
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この作品は Gallery A : A45にてご覧いただけます。
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