修士
微細穴加工による角度依存型視覚効果:設計変数に基づく制御と体系化
インテリアデザインスタジオ
#メタデザイン#ヒューマンコンピュータインタラクション#オプティカルアート
水面や玉虫、シャボン玉のように、見る角度で表情を変える現象は常に人々を惹きつけてきた。一方で、これを人工的に作り出すにはこれまで特殊な技術が必要であった。
本研究は、このような視覚効果を一般的な加工機による「微細穴加工」のみで実現する手法を確立した。厚みのある素材一面に小さな穴を開け、その穴の大きさと深さの比率などのパラメータを操作することで、見え方を幾何学的に制御する仕組みである。
評価実験により、微細穴加工パラメータが見え方に与える影響を定量化し、これを基に見え方を予測する数理モデルを構築した。さらに、専門知識がなくとも直感的に扱える Web 設計支援ツールを開発し、希望する見え方を入力するだけで最適な製造データが作れる仕組みを整えた。
建築家、照明デザイナーとの協働により、歩行者の動きに呼応するファサードサインや、見る位置で光の表情が変わる照明などを制作し、その有用性と発展可能性を実証した。
本研究は、高度な視覚表現を手軽に扱える技術へと落とし込み、誰もが自在に設計・制作できる環境を実現することにより、視覚効果表現の可能性を大きく広げるものである。
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この作品は Gallery B : B15にてご覧いただけます。
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