修士
カテナリー曲線の自己復元性を利用した独立揺動型モアレの考案
インテリアデザインスタジオ
#キネティックアート#インタラクティブアート#プロダクトデザイン
建築やプロダクトで見られるモアレ表現は、通常、硬質なパネルを機械的に動かすことで生成される。これに対し、水面を揺るがす波紋のような、柔らかく有機的な振る舞いを持つモアレの構築を目指し、「カテナリー曲線」に着目した。
従来の面として動く層ではなく、独立した線材の集合体とすることで、空気の流れや接触により個々が不規則に揺らぐ仕組みを取り入れた。微細な外力でカオスに変化する一方、重力の作用ですみやかに美しい曲線へと復元する。この「撹乱」と「秩序」の連続的な往復が、人工物に自然界のリズムを与える。
最終制作では、異色レイヤーの重なりによる物理的な混色を提示する「平面モデル」、外力により曲線自体の形状が絶えず変化する「モビールモデル」、立体構造と照明効果により奥行きを持つ干渉縞を創出する「立体モデル」の 3 点を制作し、本研究を具現化した。
これらは電力などの動力を一切用いず、環境そのものと呼応し続ける、サステナブルな空間表現である。
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この作品は Gallery B : B16にてご覧いただけます。
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